発表の代表事例に、市民創作「函館野外劇」。
国土交通省の平成18年度「手づくり郷土(ふるさと)賞」を、私達NPO法人・市民創作「函館野外劇」の会が受賞しました。この認定証伝達式が同年12月5日、函館市役所で行われ、地域活動部門で受賞した当会の代表者に賞状などが手渡されました。
伝達式では、函館市長をはじめ関係者出席のもと、北海道開発局の本多満局長から、NPO法人・市民創作「函館野外劇」の会のフィリップ・グロード理事長に賞状が、輪島理事長代理に盾が、それぞれ手渡されました。
グロード理事長は、「野外劇は来年20周年を迎える。受賞を契機に函館の新しい文化、観光資源として、さらに発展させたい」と抱負を延べました。
なお、「函館野外劇」の会は、平成3年度の「地域づくり表彰」を国土庁長官賞として受賞しているほか、国土交通省広報誌の平成13年度10月号に、北からの発信・・・まつり創造「歴史とロマンの街、函館野外劇」として2項掲載されています。
ほかに、北海道開発局内ホームページを通じ、平成17年9月にNPO活動紹介のトップでPRして頂いております。
■「手づくり郷土(ふるさと)賞」とは
地域の個性、魅力、活力を創出している良質な各種の社会資本や活動を広く発掘・紹介することにより、社会資本整備にあたっての創意・工夫を促し、個性あふれ活力のある地域づくりの一助とすることを目的に、昭和61年度から実施されてきた国土交通大臣表彰制度です。
■代表事例概要
●受賞部門:地域活動部門
●ブロック:北海道・函館市
●活動の名称:
市民創作「函館野外劇」
●活動主体名:NPO法人市民創作「函館野外劇」の会
函館野外劇は、国の特別史跡「五稜郭跡」のすばらしいロケーションを生かして、毎年7月から8月の各週末に計10回実施される、住民ボランティア主導による野外劇の公演である。
野外劇を通じた郷土の歴史と文化の発信により、地域独自の芸術文化の創造と発展、ボランティア活動や生涯学習の推進、まちづくりの推進に寄与することを目的としている。平成18年度で19回目を迎え、近年は旅行代理店による観劇ツアーが企画されるなど観光産業にも大きく寄与している。
地域住民の主体的活動が、地域の活性化されている点で評価できるだけではなく、住民自身にも郷土を愛する心が醸成され、誇りをもてる地域となっている。 |